コマンドラインによるC#コンパイル設定方法

コマンドラインによるC#コンパイル

C#でプログラムしたソースコードをコンパイルする場合、手段としてMicrosoftが用意している統合開発環境(IDE)であるVisualStudioを利用しようと思います。
しかし、いちいちIDEを立ち上げてプロジェクトを作成してプログラミングしてコンパイルするという作業は、回数を重ねるごとに煩わしく感じることがありませんか?
IDEはプログラミングする上で支援してくれたり、ミスをリアルタイムで指摘してくれたり、メリットは当然あります。
だけど、小さいプログラムを書いたり、実験用として書いたコードをコンパイルする場合、デメリットになりうることもあります。

Windowsでコマンドプロンプトからソースコードをコンパイルする方法について簡単にまとめてみようと思う。

.NET Frameworkのバージョン違い

まず、Windows 7以降ならば、.NET Frameworkは以下のディレクトリに標準でインストールされている。
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework

なお、.NET Frameworkはバージョンによって複数インストールされている。
v1.0.3705
v1.1.4322
v2.0.50727
v3.0
v3.5
v4.0.30319(v4.0/v4.5/v4.6)

バージョンによって以下のようにグループ分けができる。
v1.0
—– —– —–
v.1.1
—– —– —–
v2.0 = v3.0 = v3.5
—– —– —–
v4.0 -> v4.5 -> v4.6
このようにグループ分けする理由は、上位下位で互換性が完全に保たれていないため。一応、コンパイルできるけど、動作保証はされていない。だから、各バージョンの.NET Frameworkがインストールされている。ちなみにv4系列はバージョンごとの共存はされない。v4.5からv4.6へアップデートされた場合、そのまま置き換えられてしまう。ただし、これは上位互換性が保たれているという意味なので、動作上特に問題にならない。

コマンドラインによるコンパイル設定方法

ここでは、最新版の.NET Frameworkでコンパイルできるよう設定する。

  1. 「コントロールパネル」から「システム」を選択する。
  2. サイドバー「システムの詳細設定」を選択する。
    ximg20161105setting0
  3. 「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンを選択する。
    ximg20161105setting1
  4. 「ユーザー環境変数」グループのリスト内の「Path」変数を選択後、「編集」ボタンを選択する。
    ximg20161105setting2
  5. 「変数値」の値の最後に「;C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319」を追加し、「OK」ボタンを選択する。
    ximg20161105setting3
  6. これで、コマンドラインからC#ファイルのコンパイルが可能になる。

動作確認

  1. 任意の場所に作業用フォルダを作成します。(例:C#)
  2. 作成したフォルダをShiftキーを押しながら右クリックし、「コマンドウィンドウをここで開く」を選択する。
  3. コマンド「csc」と入力し実行。下記のように表示されればコンパイル可能を確認。
    ximg20161105setting4
  4. テキストエディタで動作確認用ソースファイルを作成、保存する。(例:VisualStudioCodeでソースコードを作成)
    ximg20161105setting5

    <br />
    using System;</p>
    <p>public class test{</p>
    <p>    public static void Main(string[] args){<br />
            Console.WriteLine(&quot;hello world. C# programing!!&quot;);<br />
        }</p>
    <p>}<br />
    

    なお、VisualStudioCode最新版ではC#を利用するには拡張機能を利用する必要がある。

  5. コマンドプロンプトで下記の手順でコマンド操作を行う。
    ximg20161105setting6
    1.「dir」コマンドで作業フォルダ内に作成したファイルが含むことを確認する。
    2.「csc test.cs」と入力し実行する。
    3.再び作業フォルダ内を確認し、コンパイル生成されたtest.exeが含むことを確認する。
    4.「test」と入力し実行する。

さぁ!プログラミングライフを楽しもう!!